ライブコマースとは何か?注目のライブコマースの基礎知識を解説。

ライブコマースという名前を聞いたことがあっても、どういったサービスなのかよくわからないという方は多いのではないでしょうか。

今回は、ライブコマースとは何かを、概要や特長を踏まえつつ、ライブコマースの認知状況・利用状況などを詳しく解説します。ライブコマースを導入している企業も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ライブコマースとは?

ライブコマースとは、ライブ配信とECサイトを組み合わせた、今、注目を集めている新しい販売形態です。まず、ライブコマースについて、どのような特長があるのかをしっかりと理解しておきましょう。

視聴者とコミュニケーションが取れる

ライブコマースは、配信者と視聴者がリアルタイムにコミュニケーションを取れることが特長に挙げられます。ECサイトでは、商品画像や説明文だけでお客様自身が商品を判断しなくてはいけませんが、ライブコマースなら配信者がしっかりと説明してくれるので安心です。

「商品の後ろ側を見せて欲しい」「もっと近くで見たい」など、ライブ配信中に視聴者が気になったことがあれば、コメント欄を使って質問。配信者はコメント欄を見て、視聴者の疑問や質問に答えます。

ほかの視聴者も、ライブ配信を見ながら情報共有できるので、参考にすることが可能です。

商品の詳しい情報を伝えられる

ECサイトでは、商品ページにある商品画像と説明文だけで、商品の内容をお客様が見極めなくてはいけません。しかし、ライブコマースは、商品説明を企業の店員や開発者が行うので、詳しい商品説明が聞けます。

作り手の思いや商品の作り方・組み立て方、商品コンセプトなど、ECサイトには書かれていない詳しい内容が知れるので、視聴者もたくさんの情報が得られます。

視聴者の購入比率が高い

ライブコマースは、視聴者と配信者のあいだでコミュニケーションが取れること、また商品の詳しい情報が配信者から聞けることから、そのまま購入につながりやすいという特長があります。ライブ配信画面に商品の購入ページがあるので、視聴者も配信を見て納得したらその場で購入可能です。

ECサイトだと、どうしても商品を買い物かごに入れてから、購入するまでのステップが長いため、購入前に諦めてしまうお客様も多いです。ですが、ライブコマースなら、直接お店で買い物をしているような、楽しい気持ちにさせてくれるので満足度の高い状態で商品購入ができるのです。

日本のライブコマースの認知度・利用状況

近年、世界中でも注目を集めているライブコマースですが、日本国内の認知度や利用状況はどれくらいなのでしょうか。この見出しでは、日本の認知度や利用意向、また参考として中国のライブコマース市場について解説します。

日本の認知度は21.9%

日本国内のライブコマースの認知度は、次を参考にしてください(※1)。

・内容もよく知っている:4.1%

・聞いたことがある:21.9%

ライブコマースについて詳しく知っている方は、10人に1人も満たないという数値が出ています。また、実際にライブコマースを観たことがあるかどうかについても、次で挙げる数値が出ています。

・実際にライブコマースを観たことがある:19.1%

・ライブコマースを観て商品を購入したことがある:3.3%

世界でもライブコマースが進んでいる中国と比べると、日本はまだまだ認知度が低いことがわかります。

 

日本の利用意向

日本のライブコマースに対する、利用意向は23.8%。さらに、利用意向を持っている方が考えるライブコマースの良い点は、主に次に挙げる内容になります。

・商品の様子を動画で確認できる

・価格や評価をその場で確認できる

・買い物をする時、わからないことを質問できる

前段でも解説したとおり、ライブ配信を見ながら商品の詳しい説明が聞けることや、直接やり取りができる点が良いと感じているようです。

日本の認知度、利用状況はまだまだといった感じですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今後の発展が期待されています。

【参考】中国のライブコマース市場

日本と同じアジア圏の中国は、ライブ配信の普及が進展しており、2020年3月の利用者は5億5,982万人。これは、中国のインターネット利用者の62.0%がライブコマースを使っているということです(※1)。

ライブコマースは、大きく分けてメーカーや企業の社員などが配信するタイプのものと、有名人・インフルエンサーが配信するタイプの2種類があります。そのなかでも、中国では有名人が配信するタイプのライブコマースが、とくに人気が高いです。

従来のECサイトよりも直感的に商品のことが理解できること、短時間で購入できることがライブコマースのメリットとして挙げられます。また、中間事業者を少なくすることや、一度に大量の商品を販売できることから、安価で商品提供が可能という点も人気の高い理由です。

国内のライブコマース活用事例

17(イチナナ)LIVE株式会社が提供するライブコマースサービス「HandsUP(ハンズアップ)」では、大手百貨店が開催する北海道の味覚をお届けするために、リアルタイムのライブ配信を行いました。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、不要不急の実店舗での買い物の自粛や在宅ワークが浸透したことで、非接触であるECサイトの需要が高まり、大手百貨店も新しい販売形態であるライブコマースを導入しました。

ライブ配信を行うバイヤーの配信者は、現地の北海道からおすすめのグルメを直接紹介。放送中はリアルタイムでお客様から質問や応援のコメントをもらえ、会場も大いに盛り上がりを見せました。

また配信者は、海鮮や和牛・スイーツといったバラエティに富んだラインナップを紹介することで、視聴者を最後まで飽きさせずにライブ配信を行うことに成功しました。

ライブコマースは化粧品やファッションといったイメージが大きいですが、今回、大手百貨店が食品のライブ配信を行ったことにより、ライブコマースの新たな側面、活用方法の好例となりました。

ライブコマースのご相談は、HandsUPへ

ライブ配信アプリ「17LIVE」を運営する17LIVE 株式会社のライブコマースサービス「HandsUP」。「買う楽しさ」と「つながる楽しさ」が体験できる、新しい販売形態は、今後日本でも拡大が期待されています。

HandsUPなら、ライブコマースに関わる企画、集客、配信ノウハウなどが丸ごとサポート可能です。ライブコマースの導入を検討している方は、ぜひ一度、「17LIVE」にお問い合わせください。

 

【参考文献】

※1 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet

/pdf/caution_internet_200717_0001.pdf

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