注目のライブコマース!ライブコマースのメリット・デメリットとは?

コロナ禍の影響もあり、オンラインショッピングの需要が拡大するにつれて、実店舗以外の新たな販売チャネルを設ける企業が増えています。自宅にいながらも買い物の楽しさや人とつながる楽しさを得られ、かつスムーズで便利な購買体験が求められているからです。

そこで今回は、近年、注目されている販売形態「ライブコマース」について、その特長とメリット・デメリットをご紹介します。インターネットを利用した新たな販促方法にご興味がある方、ライブコマースサービスについて知りたい方や導入を検討されている方は、ぜひご覧ください。

ライブコマースとは?

ここではライブコマースという販売形態について、簡単にご紹介します。

ライブ配信とオンライン販売の組み合わせ

ライブコマースとは、ライブ配信とオンライン販売を組み合わせた新しい販売形態で、日本でも2017年頃から注目を集めています。もともとは中国で広がった販売形態ですが、日本国内のEC業界内でも徐々に根付き始めています。

中国ではインフルエンサーによるライブ配信として広がりましたが、日本でブランドを熟知したスタッフによるライブコマースが多いのが特長です。

ライブコマースについては、 こちらで詳しく解説していますので、ぜひ、この記事と併せてご覧ください。

ライブコマースのメリットについて

次に、ライブコマースのメリットを3つご紹介します。

臨場感ある購買体験

メリットの1つ目は、視聴者が実店舗での買い物感覚を、オンライン上で体験することができる点です。ライブコマースでは、チャット機能を活用し、視聴者は配信者に質問ができるため、商品のサイズや使用感など気になったことを配信中に確認できます。

即時性の高さはライブコマースの大きな特長であり、これがオンライン販売に臨場感をもたらします。ライブコマースとテレビショッピングとの違いとして、この臨場感ある購買体験ができる点やオンライン販売特有の不安を解消しやすい点が挙げられます。

ほかの視聴者がした質問も参考にできるため、従来のECサイトではわかりにくかった商品についてもその場で理解が進み、購入意欲アップが期待できます。

新たな販売チャネル

メリットの2つ目は、ライブコマースが新たな販売チャネルだということです。実店舗は店舗数を増やすごとに賃料がかかりますが、ライブコマースであれば実店舗1つ分の賃料で、全国のお客様を対象にした接客ができます。バーチャル店舗として機能するライブコマースは、非接触型の新しい販促ツールになり、1対Nの接客が可能になるでしょう。

ライブ配信の場と実店舗につながりをもたせるような工夫も可能です。知識や熱意のある実店舗のスタッフが演者として店舗や商品を紹介することで、日頃はその店舗の商圏に居ない視聴者にも、実店舗ならではの魅力を伝えられます。すぐには来店者が増えなくとも、実店舗への興味やスタッフへの印象の良さは長期的にみてプラスに働くはずです。実店舗に行きたくなるように配信動画の構成を工夫すれば、購入促進と来店促進の一石二鳥となるでしょう。

また、ライブコマースは店舗スタッフへのエンパワーメント(権限移譲)にもつながります。ライブコマースによる売上の可視化ができることで、スタッフごとのスキルも磨きやすくなるためです。新たな販売チャネルになると同時に、スタッフがより良い接客や商品を考えるきっかけになります。

コミュニティ形成

メリットの3つ目は、ライブコマースを通じてコミュニティを形成できることです。ライブコマースを活用すると、視聴者と配信者の間だけではなく、視聴者同士のコミュニケーションも可能になります。高い頻度で配信している企業では、視聴者の50%が固定客となっているような事例もあり、演者が商品紹介を始める前に、視聴者同士がチャットで会話しているケースも多いです。

商品に対する視聴者のコメントをデータとして蓄積していき、それを商品企画に活かすこともできます。単なる商品紹介にとどまった一方通行の配信ではなく、視聴者と一緒に商品を考えていく場にできることが、インタラクティブ性の高いライブコマースならではのメリットでしょう。1つのコミュニティとして楽しめる場になったり、視聴者の意見が商品に反映されたりすれば、配信自体を楽しみにしてくれるファンも増えていきます。

ライブコマースのデメリットについて

次に、ライブコマースのデメリットと対策について解説します。

単発配信での売上増加、ファン定着は難しい

ライブコマースは、即時性やインタラクティブ性が高く、販促に効果的です。しかし、1回だけの配信で、売上の増加やファンを定着させたりするのは難しいでしょう。そのためにも、継続的かつ定期的に配信することで、認知拡大を図ったり、ライブコマースのメリットを活かしたりすることはできます。

単発でインフルエンサーを起用するという方法もありますが、商品の説明をしっかりできるスタッフが出演して、回数を重ねながら配信スキルを身につけ、社内でノウハウを蓄積していくほうが持続可能な販売形態となり、ファンも定着していくでしょう。

集客が売上を左右する

ライブコマースは、そもそも配信を観てもらえなければメリットが生まれません。いかに視聴者を集客するかが重要なカギであり、事前のECサイト上の告知やSNS告知が大切です。もちろん、配信コンテンツも集客に影響するでしょう。顧客や潜在顧客は何に関心があるのか、ライブ配信で観たいことや知りたいことは何なのか、そしてどのように演出したらいいのかをつかんで集客をする必要があります。

しかし、ライブコマースツールのアーカイブ機能を使って動画コマースに活用することも可能です。ECサイトの商品紹介ページに載せて、サイト訪問客に配信の様子を観てもらうことができます。今や多くの人にとって身近なSNSのコンテンツとしても利用可能です。

 

HandsUPは集客方法や配信ノウハウなどのコンサルティングも提供

商品がどれほどいいものであっても、視聴者が集まらなければライブコマースは意味を成しません。また視聴者が多くても、配信内容がわかりにくかったり、臨場感に欠けるものであったりする          とブランドや商品の魅力が伝わりにくいでしょう。視聴者の期待を上回るようなライブ配信を継続的に実施できるかどうかが、ライブコマース成功のカギとなります。

ライブコマース支援ツール「HandsUP(ハンズアップ)」を展開する17LIVE(イチナナ)株式会社は、ライブ配信に関する豊富な経験と高いノウハウを活かして、ライブコマースの企画から集客、配信ノウハウの提供までをサポートします。

単なるライブ配信ではなく、総合的なコンサルティングを通してEC売上をアップさせたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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